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ジャパン障害年金相談センターのブログ

うつ病:慢性咳嗽(咳)が初診として認められる(岐阜・名古屋周辺域の実績)

 うつ病で障害厚生年金2級(認定日請求)が支給決定した岐阜・名古屋周辺域の方の実績です。
1.病歴
その方(男性)は、会社でいじめを受け、咳と吐き気が止まらなくなり、内科で、慢性咳嗽(咳)と診断され、しばらくして会社にも行けなくなりました。
処方薬で症状が改善せず、2番目に行った病院でも急性気管支炎と診断されました。
3番目に行った病院は心療内科であり、そこで初めて、うつ病であることがわかりました。
一人では殆ど外出もできなくなり、食事、入浴、買い物、通院、など生活全般について同居者の介助を受けていました。
2.無料相談~受任~障害厚生年金2級支給(認定日請求)決定まで
私のホームページをご覧いただき、問い合わせをいただきました。
無料相談をしたいとのことで、同居者の方に連れられて、来所されました。
医師から、障害年金を勧められましたが、自分では難しそうなので、障害年金専門の社会保険労務士をいろいろあたった結果、3人目が私とのことでした。
今迄の二人とは、気が合わない、契約内容が折り合わない、などがあったようで、私に話がきたようです。
私と資料の準備を進める間も少し機嫌をそこねるようなこともありましたが、大きなトラブルは無く、うつ病で障害厚生年金の請求(認定日請求)を行い、無事障害厚生年金2級が支給決定し、大変喜ばれました。
3.初診日
最初に行った内科で初診証明をとると、「慢性咳嗽」とありました。咳嗽とは咳のことです。
通常は慢性咳嗽がうつ病の初診として認められることはありません。
2番目の病院では、やはり急性気管支炎と診断されましたが、咳の出る場面に状況依存性があるため、心因性咳嗽の可能性もあると考え、心療内科を紹介されました。
2番目の病院で、3番目の病院(心療内科)を紹介した経緯が記載された診断書が見つかり、その診断書コピーを添付することで、慢性咳嗽がうつ病の初診として受け入れられました。
単純に、1番目の病院受診が初診だろうと判断して、裁定請求をしただけでは、日本年金機構は初診日として認めてくれません。
今回のように、初診の傷病名と現在の傷病名が異なる場合は注意が必要です。
そのようなケースでは、是非障害年金に詳しい社会保険労務士にご相談ください。

双極性障害・広汎性発達障害:返戻後取下げ、再請求(岐阜・名古屋周辺域の実績)

 双極性障害・広汎性発達障害で障害基礎年金2級(事後重症)が支給決定した岐阜・名古屋周辺域の方の実績です。
1.病歴
その方(男性)は、小学校時代から不登校となり、中学に入り、病院を受診し、アスペルガー症候群と診断されました。
3ヶ月に1度、経過観察で病院を受診し、問診主体で服薬はありませんでした。
高校、専門学校時代は、すっかり回復し、通算6年間はほぼ皆出席で元気に通学していました。
しかし、就職後、人間関係がうまくいかず、会社に行けなくなり、精神科に通院し、適応障害(後にうつ病)と診断され、退職となりました。
その後再就職をするも、仕事に熱中しすぎる時期と布団から起きられない時期を繰り返し、転職を繰り返しました。
布団から起きられない時期は、言葉を発することもできないほどで、電話もできませんでした。
直近の病院では、双極性障害・広汎性発達障害と診断されました。
2.無料相談~受任~障害基礎年金2級支給(事後重症請求)決定まで
以前に障害年金請求の請求代理をさせていただいた方の友人が無料相談をしたいとのことで、お話を伺いました。
中学校時代は経過観察で病院にかかっていましたが、高校、専門学校時代通算6年間は、ほぼ皆出席で元気に通学されていたため、社会的治癒を適用できると考え、就職後初めの精神科受診を初診として、双極性障害・広汎性発達障害で裁定請求をしました。
しかし、その後3ヶ月程で、日本年金機構より返戻がありました。
社会的治癒が認められないため、中学校時代の精神科受診を初診として、障害基礎年金の裁定請求を検討ください、という内容でした。
やむなく、本裁定請求は取り下げ、中学校時代の初診で裁定請求を再度行うことにしました。
その結果、無事障害基礎年金2級が支給決定しました。
3.返戻時の対応
日本年金機構からの返戻時の対応について、詳しくご説明します。
高校、専門学校時代通算6年間は、ほぼ皆出席で元気に通学されており、社会的治癒が認められないのは不当であるため、このまま審査を続けてもらい、不服申立で争うことが妥当と考えていました。
就職後の初診であれば、障害厚生年金の裁定請求となり、1,2,3級とあります。
しかし、中学校時代の初診の場合、20歳前障害で障害基礎年金の裁定請求となり、1,2級のいずれかしかなく、3級はありません。
中学校時代の初診としてしまうと、受給の可能性は低くなります。
また、同じ2級であっても、障害基礎年金は障害厚生年金に比べ、金額が低くなります。
社会的治癒は一般に5年以上の寛解状態があれば認められるケースが多いと言われています。
高校、専門学校時代通算6年間は、寛解状態にあったことを示す証拠を裁定請求時に添付しており、充分社会的治癒が適用できるため、不服申立で争うつもりでいました。
対応方法について、その方の住居近くの喫茶店で長時間話し合いました。
不服申立で争いながら、予備的に中学校時代の受診を初診として請求をするといった、並行に進める案もご説明しましたが、その方は不服申立で争うことは望まない、ということでした。
残念ながら本裁定請求は取り下げ、中学校時代の初診で裁定請求を再度行い、無事障害基礎年金2級が支給決定し、結果的には社会的治癒を利用しませんでした。
4.社会的治癒
障害年金制度において、「社会的治癒」という概念は非常に重要であり、「社会的治癒」期間の証明によって、本来受給できなかった方でも受給できた方が多くいらっしゃいます。
一方、初診時の保険料納付要件を満たさないため、障害年金の申請を諦めてしまった方も多くいらっしゃるようです。
非常に重要でありながら、実は、「社会的治癒」について、明確な基準は一切ありません。
(前述の5年間という数字も、多くの社会保険労務士等が実績を積み上げ、得られた経験値です。)
厚生労働省は、社会的治癒が認められるかどうかは、個別に判断するとしています。
現在日本年金機構のホームページで公開されている全116頁の「障害認定基準」に「社会的治癒」に関する基準を半頁でも割いていただければ、障害年金制度がより身近で利用しやすい制度になるのではないかと思います。

胃がん:障害厚生年金2級支給決定(岐阜・名古屋周辺域の実績)

胃がんで障害厚生年金2級(認定日請求)が支給決定した岐阜・名古屋周辺域の方の実績です。

1.病歴
その方(女性)は、胃の鈍痛があり、病院で検査したところ、胃がんであり、切除すると言われました。
しかし、その後腹膜播種が見つかり、胃全摘・腹膜・胸膜・大腸一部等摘出手術をしました。
本人曰くバケツ一杯分の臓器が摘出されたそうです。
腸閉塞で、固形物が食べられないようになりました。
胸水が溜まり、呼吸が苦しくなり、ほぼ病院のベッドで寝たきりとなり、風呂も介助浴となりました。
体重は30キロ弱で、本来なら抗癌剤治療も出来ないと言われました。

2.無料相談~受任~障害厚生年金2級支給(認定日請求)決定まで
無料相談をしたいとのことで、岐阜・名古屋周辺域の方からお電話いただき、お話しを伺いました。
岐阜・名古屋周辺域の方ですが、遠方の病院に末期がんで入院中でした。
お子さんがいましたが、自宅、病院の場所とも異なる遠方にお住いでした。
ほぼ寝たきりでしたが、メールで質問をすると、即座に詳しく回答をしていただけ、スムーズに書類を整備でき、胃がんで障害厚生年金の障害認定日請求を行いました。
後日、障害厚生年金2級が支給決定しました。

3.未支給年金の手続き
障害認定日請求を行い、間もなくその方はお亡くなりになりました。
お子さんからその連絡を受け、支給決定後に、未支給年金手続きをさせていただきました。
未支給年金手続きというのは、本人がもらえるはずの年金をご家族が代わりに受け取ることができるようにする手続きです。
その方は、末期がんながら、泣き言ひとつ言わず気丈に情報交換をされました。
最後は、電話に出るのもしんどいくらいでしたが、電話に出られなかった翌日、そのことを詫びる電話をいただき、涙が出そうになりました。
その謝罪の言葉が今も耳から離れません。
お亡くなりになり、即座にお子さんから連絡がありました。
お子さんはお母さまから、障害年金手続きのことをすべて聞いており、亡くなったらすぐに社労士に連絡するように言われていたようで、私から改めて経緯を説明することは何ひとつありませんでした。
お子さんもお母様と同様礼儀正しく、聡明な方であり、即座に住民票等を揃えて頂くことができ、障害年金支給決定後、未支給年金手続きをスムーズに行うことができました。
心からご冥福をお祈り致します。


神経線維腫症(難病):受給困難事例(全国対応の実績)

 神経線維腫症(難病)で障害基礎年金2級(事後重症)が支給決定した遠方の方の実績です。
1.病歴
その方(女性)は生後すぐに、三叉神経の神経線維腫症Ⅰ型が認められ、腫瘍の摘出術が施行されました。
生下時既に片眼の視力はありませんでした。
神経線維腫症I型はカフェ・オ・レ斑、神経線維腫という皮膚の病変を特徴とし、骨,眼,神経系などに様々な病変を生じる遺伝性の病気です。
年々顔面の腫瘍が大きくなるため、毎年手術が必要でした。
専門学校に進み、その後障害者枠で一般企業に就職され、さまざまな困難を乗り越え、しっかりとお仕事をされていました。
2.無料相談~受任~障害基礎年金2級支給(事後重症)決定まで
無料相談をしたいとのことで、遠方の方からお電話いただき、話を伺いました。
視力の障害(片眼失明)があったものの、障害認定基準に照らしてみると、どうも障害認定は厳しいと言わざるをえませんでした。
先天性の障害のため20歳前障害となり、障害等級3級はないため2級に該当しないと、障害年金をもらうことはできません。
ご本人も厳しいことはご存知のようでしたが、最大限のことはやってみようと引き受けることにしました。
先天性の障害でしたが、20歳時点で眼科、その他の受診をしていなかったため、神経線維腫症で障害基礎年金の事後重症請求を行いました。
結果、障害基礎年金2級(事後重症)が決定し、大変喜ばれました。
3.外見の障害
その方は顔面に大きな腫瘍があり、変形のため普通のメガネ、マスクもできないほどです。
外見の障害で、日常生活を送る上でご苦労されてきたと思います。
労災保険には、顔面のやけどなどを想定した「外貌の醜状障害に関する障害等級認定基準」の取り決めがあります。
しかし、障害年金の障害認定基準には、外見に関する認定基準は一切ありません。
日常生活で苦労してきたことには違いないため、何とかこじつけられないかとも思いましたが、障害認定基準というのは障害毎に数値等で詳細に決められているため、基準に達しないものは国は一切認めてくれません。
障害認定基準に合致するものを探すしかありませんでした。
ヒアリングを進めると、本人自身は障害の認識は薄いものの、最近検査もしていない他の障害がいくつかあることがわかってきました。
具体的には、視力のある方の眼も視力、視野に障害があり、聴覚、そしゃく機能にも障害があり、他の障害も併合すると、2級に該当する可能性があると考え、それら複数の検査結果(診断書)に望みを託すことにしました。
眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科に計3枚の診断書を作成してもらい、障害年金請求を行った結果、各種障害の併合で、障害基礎年金2級が認められました。
私自身、正直厳しいと思っていただけに、驚きと共に、諦めずやれるだけのことはやって、よかったと安堵しました。
その方より丁寧なお礼状をいただき、感激しましたので、一部ご紹介させていただきます。
「・・・私のような症例では受給は難しく、ほかの申請者さんと比べ、大変なお骨折りだったかと思います。
私自身も、周りの方に『年金申請は時間と労力の無駄だからやめておいた方がいいよ』と言われたこともあり、『受給は厳しいんだろうな・・・』と諦め半分で先生に依頼しました。
先生は、この低い可能性にも真摯に対応していただき、本当にありがとうございました。
通院、入院もあり、収入も不安定で、今後の人生を考えた時、不安だったのが、気持ちが楽になった思いです。
・・・ありがとうございました。」

1型糖尿病:血清Cペプチド値検査の重要性(岐阜・名古屋周辺域の実績)

 1型糖尿病で障害厚生年金3級(事後重症)が支給決定した岐阜・名古屋周辺域の方の実績です。
1.病歴
その方(男性)は、10年程前から、トイレが近くなり、喉が渇くようになりました。
病院で検査したところ、1型糖尿病と診断され、インスリン治療が始まりました。
血糖値のコントロールができない時があり、仕事中ふるえがきて、安静にしていなければならないことがあり、製造現場を離れることがありました。
当時は社内で1型糖尿病への理解がなく、現場を離れて困る、ぜいたく病、なまけもの、と言われることがあり、辛い思いをされたようです。
5年程後、心筋梗塞と間違えられるほど胸が痛くなり、別の病院に救急搬送されました。
糖尿病性ケトアシドーシスと診断され、入院となり、退院後も同病院に通院し、糖尿病治療を続けました。
製造現場を離れ、製造ラインが停止することが度々ありましたが、会社の配慮で一人でできる軽作業に変更となりました。
2.無料相談~受任~障害厚生年金3級支給(事後重症)決定まで
無料相談をしたいとのことで、岐阜・名古屋周辺域の方からお電話いただき、その方の自宅近所の喫茶店で、話を伺いました。
10年程前からずっとインスリン治療を続けている1型糖尿病の方でしたので、遡及請求をする方向で、お手伝いをさせていただくことになりました。
初診日から1年半後(障害認定日)の診断書を最初に受診した病院で作成していただき、現在の診断書を今現在通院中の病院で診断書を作成していただき、1型糖尿病で、障害厚生年金の遡及請求を行いました。
結果、障害認定日は不支給決定となりましたが、現在は障害厚生年金3級が決定し、障害厚生年金3級事後重症が認められました。
障害認定日時点の認定は厳しい理由(下記)を説明して、あらかじめご了解いただいた上で、遡及請求しましたが、障害認定日の不支給決定はご納得いただけ、障害厚生年金3級事後重症が認められたことに対しては、大変感謝いただけました。
3.血清Cペプチド値
代謝疾患による障害の認定基準が、平成28年6月1日より改正となりました。
改正前は、HbA1c及び空腹時血糖値の値により、認定が行われました。
改正後は、「治療を行ってもなお、血糖コントロールが困難な症状の方」とされました。
複数の基準の中の1つに、内因性のインスリンが枯渇しているかどうかを判断する指標である「血清Cペプチド値」があります。
その方は、現在治療中の病院では、血清Cペプチド値を測定いただき、基準をクリアしました。
しかし、障害認定日時点の病院に確認したところ、一度も血清Cペプチド値を測定していませんでした。(血清Cペプチド値以外の条件も非該当でした。)
したがって、障害認定日時点において、従来の基準(HbA1c及び空腹時血糖値の値)では、充分障害等級3級に該当するものの、血清Cペプチド値の測定値が無いために、障害等級3級非該当ということでした。
今も1型糖尿病の医療現場では、お願いしないと、血清Cペプチド値を測定していただけないことが多いようです。
普段はあまり測定しないたった一つの値で、支給/不支給が決まってしまうのは非情ですが、国はその基準を厳格に運用しています。
1型糖尿病と診断された方は、是非まず、「血清Cペプチド値を測定してください」と医師に依頼されることをお勧めします。

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