2016年1月

双極性感情障害で障害厚生年金3級(遡及)が決定

2016/01/05 躁うつ病

その方(女性)は、高校生の頃までは、いつもニコニコと笑顔のすてきな女性
だったそうです。
就職後、社内の人間関係がうまくいかなくなり、体調をくずし、仕事を休むように
なり、そのために解雇されてしまいました。
(解雇の前に、医者にかかっていたのが幸いし、障害厚生年金を受給できました。)
その後、そう状態、うつ状態を繰り返すようになりました。
うつ状態では、倦怠感、不安感、不眠症状、希死念慮があり、そう状態では、お金の
浪費をする、他人とけんかをする、などといったことがありました。
豊かだった表情が無表情になり、薄暗い部屋でぼーっとしていることが増えました。

私に依頼があり、ヒアリングを行い、医師に日常生活の状況などを参考にして
いただく資料を作成し、医師に診断書作成を依頼しました。
その後、医師が診断書を書いてくれる気配はなく、もう診断書を書いてくれない
のではないかと、半ば諦めていました。
診断書作成依頼から、何と7か月後ようやく診断書2通(障害認定時、現在)が
できたと連絡が入りました。

先日、障害厚生年金3級(遡及)の知らせがありました。
診断書作成依頼し、4,5カ月経過した頃、しびれを切らし、病院に乗り込み医師に
督促しようと思ったこともありましたが、医師が怒り、逆効果になるかもしれない
と思い、じっと待つことにしました。
診断書作成に7か月もかかるとは思いもしませんでしたが、辛抱強く待った甲斐が
ありました。
ご本人は何としても遡及が通るとうれしいと仰っていたので、希望通りになり
非常に喜んでいらっしゃいました。
今迄落ち着きませんでしたが、ようやく治療に専念できるとのことでした。
今後治療の効果と本人の前向きな気持ちで、高校生の頃の笑顔が戻ることを願って
やみません。