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2016年11月

統合失調症:障害基礎年金2級(20歳前障害 遡及)が決定(岐阜、名古屋周辺域の実績)

2016/11/15 統合失調症

岐阜、名古屋周辺域にお住いの方の障害基礎年金2級(20歳前障害 遡及)
が支給決定した実績です。
その方(女性)は、高校生の頃、学校等で幻聴がありました。
当初本人は、幻聴という認識が無いため、ご家族に訴えることもありませんでした。
3つ目の病院でようやく統合失調症と診断されました。
専門学校をご家族の援助の末、何とか卒業、就職しましたが、統合失調症が悪化し、
会社や自宅で、いない人が見えるといった幻覚を訴え、入院となりました。
症状としては、記憶障害、不安感、幻覚、幻聴、妄想がありました。
結局、仕事に復帰はできず、会社は退職となりました。

私に相談があり、本人は入院中であるため、ご両親と喫茶店でヒアリングをさせて
いただきました。お母様が娘さんの病状日誌をつけておられたので、お借りし、
病歴の把握に大変役立ちました。但し、やはり本人の生の声も聴いた方がいいため、
後日ご本人にもヒアリングをさせていただきました。
一般の方が「統合失調症」という病名から受けるイメージとは全く異なり、まだ
世の中のさまざまな人間関係の中で生きていく術を知らない純真無垢な少女の
ようにお見受けしました。
幻覚、幻聴、妄想の詳細は本人しかわかりません。
何月何日にどんな幻覚を見たか細かく書かれたメモを見せていただき、具体的な
エピソードとして、病歴・就労状況等申立書に記載することができました。
お父様、お母様共非常に協力的で、私がお願いしたこと(本人との面談、通院日の
洗い出し、など)をタイムリーに対応していただき、スムーズに請求書提出迄
進めることができました。
お父様、お母様からは、「本当に社労士さんにお願いしてよかった、とても私たち
には病歴・就労状況等申立書のような緻密な文章を作れなかった」と感謝して
いただけました。

先日お父様より障害基礎年2級(20歳前障害 遡及請求)の支給決定があったと
連絡があり、大変喜んでいらっしゃいました。
第三者が見ると、かなり日常生活の困難さがあっても、それが長期にわたる疾患、
障害とのつきあいから、当たり前の日常生活の一部になってしまって(常態化して)
おり、本人やご家族も特別大変な事と思わなくなっていることがよくあります。
例えば、今回のケースでは、「家の中に知らない人がいた」という幻覚を訴える
会話は、第三者が聞くとぎょっとしますが、今では家庭内の誰も驚かない日常会話
になってしまっていました。
現在、家庭内では両親に見守られ、ある程度平穏な日常生活を送ることができても、
その方が将来社会の中で一人で生きていくには、多くの困難が待ち受けています。
一人で生きていくのにどんな困難があるか、といった視点でヒアリングを行い、
行政に伝える(又は医師が伝えるのをサポートする)のが我々社会保険労務士の
重要な役目だと思います。
なお、精神の診断書には、単身生活を想定して、日常生活能力の判定をするように
注意書きがあり、上記のような考え方が反映されたものとなっています。


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